税務調査~タレコミ編~

税務調査でタレコミ(密告)はあるのでしょうか。
答えは、あります!
国税庁のHPには、
「課税・徴収漏れに関する情報の提供」のページがあります。
このページから不正に税金から逃れようとしている方(対象者)について、国税庁に情報提供を行うことができます。
提供する情報について記載内容はある程度フォーマットがあり、
その中でも不正の内容について、以下のとおりチェックする項目があります。
・売上(収益)に関する不正経理(売上の除外等)
・必要経費(費用)に関する不正経理(架空の費用計上等)
・申告の必要があると思われるが無申告
・消費税の不正受還付(免税店における転売目的購入等)
無申告者や消費税の不正還付については、国税庁が公表している税務調査の主な取組(個人はこちら、法人はこちら)として挙げている項目と一致しており、
それだけ国税庁が力を入れて情報収集・是正を行おうとしていることが伺えるのではないでしょうか。
また、同ページのタレコミを行った方と対象者との関係欄に記載があるとおり、
元従業員や得意先等関係性が近い方からのタレコミが多いのではないでしょうか。
周りの目があるから!というわけではありませんが、適正な会計処理・申告に努めましょう!